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前回までのあらすじ:勘違いファッションを探しに友人とシブヤへやってきた僕。興味本位で入ってみた小さなTシャツショップに現れた店員の姿は、紛れも無く黒人そのものであったのだ!


「キミ達、学生ダカラマケトクヨ!」

何がなんだかわからないまま唖然として店の中に立ち尽くす僕らに近付き、店員はフレンドリーに話しかけてきた。そして赤いプリントの施されたTシャツを手にとって、あろうことか貧乏学生の僕らに押し売りをし始めたのだ。

「コレナンカイイヨ。6000円ニシトクヨ」

「た・・・確かにこれはイカす・・・でも6000円は高い・・・!」

店員の勢いに圧され、意思の揺らぎを見せてしまった友人の駄馬。店員はそのチャンスを逃さず、さらに彼へと付け込んでいきます。

「ジャアコレ、残リ1ツダカラ特別ニ4000円ニスルヨ!!」

「いやでも、俺金が無いんで・・・3000円なら行ける・・・!」

「チガウ、チガウ。コレハデザインモ質モイイノ。ミンナニ自慢デキル!」

駄馬の顔からはドバドバと冷や汗が流れ出ており、財布まで出してしまって最早完全に買う素振りを見せています。ここまでは僕も様子を伺っていましたが、流石にそろそろこの流れを止めて逃げないとまずいと思い立ち、行動を開始しました。

「いいや駄馬!お前はまだ買いたいものがあったはず!とりあえず今のところは金を使わないほうがいいよ!」

「いやでも、これは買いだろ!値段もまけてくれてるし、デザインもイカす・・・!(勘違い的な意味で)」

「ソウダヨ、後デ来テモマケナイカラネ!今ダケ!」

「いいや駄馬!やめておけ!」

異なる国の、二人の男に言い寄られる駄馬。これが女の子だったらよかったのにね。「私とあいつ、どっちを取るの!」的なハーレムルート。揺れ動く感情、揺れ動くおっぱい。ああ、いつか遭遇してみたい!すまん、話がそれた。

「アナタ、イイ人ダッテ分カル。日本人、ココマデシタラミンナ買ッテクレルヨ!」

「あなたもいい人ですよ、ここまでマケようとしてくれている・・・でもですね、やっぱり金もないし・・・!」

なるほど、相手に罪悪感を与え買わせようとする戦法とは・・・この店員、商品を買わせる為ならどんなことでもやってのけるかなりのやり手です。しかし駄馬の気は既に僕のほうへ逸れています。既に攻略したも同然、あとは強行突破だ!

「そ、それじゃあすみません、また来ますね!」

自分は何も悪くないはずなのに、何故か謝罪しながら店の出口へ向かう僕。そして店員は僕に向かってこう言い放ちます。

「オ友達ノアナタ、日本人ジャナイ。悪イ人ダヨ!」

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!!」

駄馬の叫びと共に僕らはダッシュし、すぐさま店から出ていきました。外は暑いし、リア充やビッチや排気ガスが蔓延しているはずなのに、何故かとても清清しい空気だったのでした。まさかシブヤにこんなアンダーグラウンドが存在したとはな。もう大都会なんてこりごりだ!
    02:20 | Trackback : 0 | Comment : 4 | Top
Comment
2009.07.20 Mon 10:36  |  駄馬 #-
思い出すだけで鳥肌が立ってくる。
ヘドを吐く一歩手前さ!
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2009.07.20 Mon 17:10  |  シップ #X0CL/LIg
>駄馬氏
次にヤツに会ったとき、きっと俺たちは血ヘドを吐くのだろうね。
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2009.07.20 Mon 21:35  |  どくるん #-
外国ってこわいですね
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2009.07.20 Mon 23:58  |  シップ #X0CL/LIg
>どくるん氏
もうシブヤ帝国はこりごりです。
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